『プラチナデータ』を読みました。

プラチナデータ (幻冬舎文庫)

プラチナデータ (幻冬舎文庫)

面白かったです!!
すべての国民の遺伝子データを登録して、犯罪防止や事件解決に役立てよう、というプロジェクト。しかし例外があって・・・。
そのプロジェクトを構築するための「裏」や、途中で起きる事件がものすごく面白くて、文字通り寝る間を惜しんで読みました。

東野作品は、今のところ3−4作しか読んでいませんが、どれも「現実にありそうで、ない」ような設定が絶妙で面白いところだと思います。『変身』とか、『容疑者Ⅹの献身』とか。
ありえないけど、それを取り巻く人間模様はリアルで引き込まれるわけです。タイトルもうまく付けてあって、読んでから「だから題名がこれなのか!」と分かるのも醍醐味のひとつです。(松本清張はそういうわけにはいかなくて、題名から内容を思いつけません。読んだか読んでないかが題名から分からないって結構不便ですよね・・・。)

しかし東野圭吾ってすごいですね。本屋さんに行けば棚ひとつ丸ごと東野作品だったりするし、本は読んでないけど、映画やドラマでなら知っている、という作品も多いし。
面白くなかった作品にはまだ出会っていません。