この職場。

さて新しい病院に着任しました。
まだ第一日目が終わったところですが、緊張もありすごく疲れました。

当病院は最近北部に移転しました。明るくて使い勝手も良くて過ごしやすそうです。
機能面もイケています。まずスタッフ通路が充実しています。以前は一般の人も通る中、いろんなチューブを付けた患者さんを引き回しのようにCTなどの検査室にお連れしなければならない構造に辟易していました。実は旧病院にも患者搬送用と銘打ったエレベーターはあったのですが、隔離されていなかったため迷った患者さん(見舞いの人)が使うわ、2機が同調していないため効率悪いわ、肝心の患者さんは晒しものになってしまうわで嫌な思いをしたものです。
新しい病院では病棟内は仕方がないとしても一般エレベーターの裏側に「Staff only」の自動ドアがあって、患者搬送用・スタッフ移動用のエレベーターがあります。もちろん同調していますし、開延長ボタンもあります。これで搬送のストレスからはずいぶん放たれるはずです。
それからもうひとつ、ゆとり設計。部屋が広く明るくなりました。そしてほぼすべての扉が引き戸です。押す引くのドア文化が主流となっていた近代の建築事情。以前の病院においてもそうでした。押したり引いたりして開閉するドアはおしゃれだし建築コストも下げられるそうですが、やはりドア分のスペースを要し、つまり有効空間を狭めてしまいます。引き戸にすることにより開閉の微調節が可能で患者さんが安定していればいるほど扉を開けていられます。それにより部屋も明るくなっている気がします。機能的にも精神的にも大切ですね。

でもやはりやることは多くなり、気が重いことは確かです。
うつうつとしていたら、エイプリルフールの嘘をつくのを忘れてしまいました。
来年までおあずけ…。
では皆様、ごきげんよう