最近の読書事情

ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)
最近読んだ『ツ、イ、ラ、ク』。
どの辺が墜落か、伝わってくるものがありませんでしたが、
内容にはものすごく衝撃を受けました。
特に一人っ子の『空想の世界』の表現はとても素晴らしいものでした。
思うに、姫野氏は一人っ子ではないかと。
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ネタバレ(=ネタバラシ)してしまいますが、
ハッピーエンドもどきになったのが腑に落ちませんでした。
このタッチの小説は是非とも解せないままで終わって欲しかったな。
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こんなジューシーな文章を書くのに、姫野氏は1958年生まれとのこと。
もっともっと若い作家だと思っていたのに、そこも衝撃でした。
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私は、気に入った作家をタテ読みするのが好きなので、
しばらくは姫野氏の作品を読み耽る予定です。