産婦人科外来

仕事の話ばかりで恐縮です。
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友人の産婦人科医(総合病院勤務)が、夕方ぼやいていた。「今日は外来が順調に進んでいたのに、お昼近く外来の受付終了間際になって紹介患者さんや初診患者さんがどやどやとやってきて、病棟の仕事をするのが結局遅くなってしまった」とのこと。
そういった現象はまさに産婦人科特有だと思う。
産科はもちろん、婦人科も比較的患者さんの年齢は若い。内科一般に比べ、若い人が多い。つまり家事を担当する女性が多い。ゆえに、朝食を作ったり、家族を送り出したり、洗濯をしたり・・・朝から家のことを一通りやってからやっと自分の受診が可能となる。だから受付終了間際になってしまうのだと思う。
病院はおじいちゃんおばあちゃんで溢れている。おじいちゃんおばあちゃんは元々早起きだからというのもあるけど、彼らは自分のことだけやれば、もう病院に行くことができる。病院通いが日常に組み込まれている。だから早い。
対して主婦が自分のことで受診が必要となっても、日常が優先される。よほどのことがない限り家事をやった上での来院になる。
おじいちゃんおばあちゃんの受診には「お嫁さん」が付き添いとして来ることもあるけど、こういった「自分以外の家族の受診」は、家事と同等に優先される。
受診者の平均年齢は耳鼻科も若い。しかし平均年齢を下げているのは子どもたち。これもお母さんがなにはさておき優先して連れてくるので、あまり間際になって初診に振り回されることはないよう。
私の推察にすぎないけど。